人生の中で一番長く、深く苦しんだ出来事は、いじめだった。
二度と帰りたくない日々だけれど、
人間の心がもつ酢の仕組みをじっくり観察することが出来た。
学校は社会の縮図と言う言葉どおり、
ここで身についたものの見方は、どこででも応用が利く。
大人の社会にもいじめはある。
− その際たるものが、戦争である。
《ケンカといじめは、どうちがうの?》
「ケンカ」と「いじめ」は、ぜんぜんちがう。
やられても、やり返せるのが「ケンカ」。
やられっぱなしで、身も心も傷つけられ、
最期には生命を奪われても、
泣き凄入りするしかないのが「いじめ」。
− 対等な関係と、一方的な関係と −
どちらにも暴力はつきものだけれど、
武装した騎士同士の一騰打ちと
テロや侵略(民間人への無差別攻撃)くらい、
かけはなれたイメージだわ。
《舞木当の弱虫》
弱いものいじめする奴は、本物の弱虫だ。
歯向かってこない者をいじめることで、
相手の心から精袖エネルギlを鈍い取る。
いじめるとスカツとするのは、そのせいだ!
こうしてやっと、
〈そこそこ人並み〉の優位に立てる。
いじめられっこに甘えて、
すがって生きている。
そうでもしないと、
〈自分のなけなしのカ〉を、
確認することも出来ないほどの弱虫なんだ。
− そんなみじめな奴らを、
恐がることなどないよ。
本当に強い奴なら、
自分のカを確認する時に
絶対に勝てる相手なんて選びはしない。
そんなんじゃ、力試しにはならないもの。
− もっと強くなろうという夢が、
弱いものいじめなんていう
くだらない暴力にかまける時間を惜しむ。
自分の中の弱さと向き合い、
克服するための戦いで忙しいからね。
君はどっちのタイプ?
どっちの生き様に、あこがれるかい